トップ / 救急・集中治療【雑誌】 / 2016年(28巻)

ISBN978-4-88378-542-1

肝不全 —その常識は正しいか?—【電子版のみ販売中】

商品説明

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肝不全
─その常識は正しいか?─
Vol 28 No 5・6

仕様:160ページ/B5判/定価(本体 4,600円+税)/2016年5月発行

特集編集:吉治 仁志(奈良県立医科大学内科学第三講座教授)


・・・・・・慢性肝疾患を基礎にもつ患者に一定の障害が加わることによるacute-on chronicも臨床上非常に重要である.例えば,慢性肝不全の代表的疾患である肝硬変を基礎疾患にもつ患者が外傷で出血した場合,凝固機能の低下による止血困難や有効肝血流量の低下に基づく「shock-liver」で急激に肝不全へと移行することは臨床上しばしば経験する.・・・・・・以前は常識とされていた治療法が有効性が証明されないばかりか,むしろ生命予後の点から有害であることが明らかになったものもある.肝硬変については,昨年に「日本消化器病学会 肝硬変診療ガイドライン」が5年ぶりに改訂されている.・・・・・・肝不全に対する薬物治療もこの5年間の間に様々な新規薬剤が使われるようになっており,病態に基づいた新規治療法を理解しておくことは日常診療上も重要であると思われる
 本特集では,急性肝不全および慢性肝不全について,救急・集中治療の現場においても必要な知識の整理ができるよう第一線の先生方に解説して頂いた.・・・・・・ (巻頭言より)

【目 次】

Ⅰ 急性肝不全─その常識は正しいか?─
  ・急性肝不全の肝性昏睡や劇症化予知は可能である
  ・HBVによる急性肝不全に対して拡散アナログは有用である
  ・急性肝不全に対する抗凝固療法は有用である
  ・急性肝不全に対する血液浄化療法は有用である(その有用性と限界)
  ・急性肝不全における抗菌薬予防的投与は推奨される
  ・急性肝不全においてステロイドは予後を改善する
  ・急性肝不全の厳格な輸液管理は予後を改善する
  ・急性肝不全に対する肝再生促進療法は有用でない(GI療法,PG製剤など)
  ・急性肝不全に対する分岐鎖アミノ酸投与は禁忌である

Ⅱ 慢性肝不全─その常識は正しいか?─
  ・慢性肝不全の予後予測にChild-Pugh分類や肝障害度が有用である
  ・ウイルス性慢性肝不全に対する抗ウイルス治療は有用である
  ・慢性肝不全に対する栄養療法は予後を改善する
  ・慢性肝不全に対する運動療法は有用である
  ・肝性浮腫・腹水に対する塩分制限は有用である
  ・肝性浮腫・腹水治療において利尿薬の継続投与は有用である
  ・肝性浮腫・腹水に対するアルブミン投与は有用である(保険診療の現状も含めて)
  ・肝性浮腫・腹水に対するIVR治療は予後を改善する
  ・サルコペニアは肝不全患者の予後を規定する
  ・糖代謝異常の改善は肝不全患者の予後を改善するのか?
  ・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)による肝不全は合併症が多い
  ・肝癌合併は肝硬変患者の予後を規定する

Ⅲ 急性・慢性肝不全─その常識は正しいか?─
  ・肝再生医療は肝不全の予後を改善しうるか?
  ・肝不全の予後は腎機能により規定される
  ・肝不全に対する肝移植はいつから検討するか?
  ・ウイルス性肝不全患者の予後は,他の原因によるものより不良である
  ・肝性脳症に対する抗菌薬投与は有用である
  ・合成二糖類の投与は肝不全患者の予後を改善する
  
索 引
[商品コード ] 542
ISBN978-4-88378-542-1

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5,060円(税抜価格4,600円)
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