図22
インフルエンザ脳症/ライ症侯群
左:著しい脳腫脹の肉眼所見
右上:気管支粘膜のA型インフルエンザウイルス抗原
右下:小滴性脂肪肝、トルイジン青染色

インフルエンザに対するアスピリン使用が6歳女児に著しい脳腫脹、意識障害・けいれん・肝障害をもたらした。気管支線毛円柱上皮の細胞質にA型インフルエンザウイルス抗原が証明される。ミトコンドリア傷害によって生じた小型脂肪滴が肝細胞の細胞質に観察される(トルイジン青陽性の球状構造が脂肪滴)。