図17
未熟児にみられた小腸ムーコル症
左:Grocott染色
右:免疫染色

未熟児の小腸がムーコル感染によって阻血状態を呈している(新生児壊死性腸炎として手術切除された)。Grocott染色で黒色に染まる菌糸形成性真菌が粘膜下組織の血管内を中心に増殖し、粘膜にも及んでいる。モノクローナル抗体(接合菌の共通抗原を認識)による免疫染色で接合菌感染症が確定される。